(この記事は2020年2月16日に掲載しました。)

講師の高木です。スピーチ講座運営とともに
研修講師としても各地で活動しています。

この「研修講師コラム」では
マスコミ対応・危機管理研修など各種研修で
お教えしている内容を一部ご紹介します。

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本日の内容は

「危機管理広報の基本中の基本」

新型コロナウイルスの連日のニュースを踏まえ、
報道対応に当たる関係者の皆様に
大事なところを再確認してほしく記載しました。

新型コロナウィルスの早期収束を
私も心から願っています。

ここではニュースの情報と別に、
マスコミ対応研修の講師として、
コラム記事を書き記したく思います。

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危機管理広報の基本中の基本。それは

「不誠実な対応を絶対にしない」

ということです。

印象がお堅い、と思われても、
絶対に不誠実な対応をしてはいけません。

被害者、死傷者、病人の皆様に
寄り添う意識が何より求められます。

危機管理広報は不誠実な対応をしてはいけません。

大事なので繰り返しましたが、
このことが最近の様々な記者会見では、
忘れられているような印象もあります。

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危機時の緊急記者会見で、一部の報道陣は
外見・衣類もチェックしています。

特に芸能関係のカメラマンらはそうした
「外見のエラー」をも狙います。

危機時の緊急記者会見の派手なネクタイも、
「不誠実」との印象につながるためです。

ただここで注意してほしいのは、

「炎上が怖いから注意しなければ」

などの浅薄な考え方では不十分、ということです。

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危機管理広報の根本的な目的は

再発防止や早期解決などがあげられます。

その会見の場所で、報道記者たちは
使命感とプロ意識を持って取材にあたります。

そこでの言い訳は通用しません。

事案を茶化したり、大げさな比喩で
事実を正確に伝えないことは
一切許されず、同情されないのです。

危機発生時の緊急記者会見では、
再発防止や早期解決に向けた
「誠実さ」が何よりも大事なのです。

そうしたことを踏まえ私は
危機管理広報(マスコミ対応)の研修講師として

「報道陣の向こう側にメッセージを伝えましょう」

「被害者がいたら、語りかける意識を持ちましょう」

「緊急記者会見で報道陣は発言のエラーをも狙います。
 言葉のエラーは、発言者の意識とリンクします」

などと伝えています。

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報道陣に向かってコメントを発する立場の皆様。

もしご自身やご家族が被害を受けた立場だったら、
ということをあらためて確認してください。

新型コロナウィルスの一日も早い収束と
皆様のご安全を心から願っています。

皆様のご参考になれば幸いです。
(講師:高木圭二郎)


この記事を書いた人

高木 圭二郎(たかぎ けいじろう) 

研修講師・フリーアナウンサー トークレスキューNEXT代表
(元 茨城放送アナウンサー兼 ディレクター・報道記者)

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